初心者におすすめな資産運用

 

時間もないし、貯蓄も多くない。とはいえ、将来も不安だし、少しずつ資産を作っていきたいな。でもあんまりリスクは取りたくないなー。

こういった疑問を考えていきます。

資産運用でのお金の増やし方の仕組み

資産運用でのお金の増やし方には2パターンあります。

これらを最初に知っておくべきなのは、資産の投資期間やリスクの考え方が異なるからです。

例えば、株式投資の値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うのであれば、値上がりした時点で決済をして益を得られるため、投資期間は短期間となります。
対して、株式投資による分配金(インカムゲイン)を狙うのであれば、長期の投資期間となります。

たしかに、あまり意識しなくとも儲かりそうな投資商品や銘柄に投資をすればよさそうなものです。

しかし、急激な価格下落による一時的な損が発生しても、最初に狙いを意識することで、狼狽して損を確定させてしまうことを避ける事ができるでしょう。

ですので、最初にお金の増やし方のパターンを意識しておいた方が良いと思います。

キャピタルゲインとインカムゲイン

資産運用でのお金の増やし方としては、以下の2パターンがあります。

資産運用でのお金の増やし方
キャピタルゲイン 資産を売買することによって生じる利益。
例)株式投資、投資信託の売却益、外貨・FXの為替差益。
インカムゲイン 資産を保有することで生じる利益。
例)株式投資の配当金、投資信託の分配金、外貨の金利、FXのスワップポイント。

ここで投資期間とリスクの関係を考えてみると、

投資期間とリスクの関係
短期投資 (キャピタルゲイン)

  • デイトレードのような短期間での保有銘柄の価格差を見込んで投資をする。予測と外れて価格が下落(上昇)した場合は損切りを行う必要がある。
長期投資 (キャピタルゲイン)

  • 全世界バランス投資のように数年〜数十年の期間で保有銘柄の価格上昇を見込んで投資をする。

(インカムゲイン)

  • 一時的な損が発生しても、将来的には売却益が望める可能性が高い。
  • FXのポジションを長期間保有することでスワップポイントが貯まる。そのため数十年間保有することで、貨幣価格は下落してもトータルでプラスになっている可能性が高い。

基本的には、インカムゲインは長期投資が前提であり、数年〜数十年期間での保有が必要ではあるものの、トータルでプラスになっている事が期待できると考えます。

やはり、小さな益をコツコツ積み上げることで、初期の投資額を上回れば、それ以降は、単純に利益が積み上がるだけになります。

例えば、10万円の株を購入して、うまく年利2%で運用を続け、その利益を再投資し続けることで、35年後には初期投資額と同じになります。

(再投資をした場合の複利の説明については、「投資における複利効果」の記事をご参考ください!)

投資における複利効果はすごい!知らない人は2倍以上の利益を逃す可能性も。 この記事では、再投資による複利の効果を、色々な投資額を例にとって説明していきます。 複利の効果を狙う上で重要な2パターンを取り...

もちろん、株であれば、投資対象の会社が長期間続くこと、外貨やFXであれば、投資対象の国の経済が長期間安定することが必要になりますので、将来を見越して投資することが必要になります。

キャピタルゲインとインカムゲインの投資対象の種類

では、資産運用でのお金の増やし方を意識した場合の、投資商品を考えてみましょう。

投資商品の種類
キャピタルゲイン ・株式投資/ETF/投資信託/仮想通貨の売却益
・外貨/FXの為替差益
インカムゲイン ・株式投資/ETFの配当金
・投資信託の分配金
・外貨の金利
・FXのスワップポイント
・定期預金/国債の金利

このように、それぞれの増やし方に対して、多くの投資商品が存在します。

資産運用の初心者にとってのポイントは、”少額で投資可能”、”リスクの低さ”だと思いますので、その軸に絞って投資商品を考えてみることをおすすめします。

というのも、人間は一時的な損でも、損をしたことに意識が集中してしまいます。

少ない投資額であれば”失っても少額”という安心感もあり、”下がっても一時的”というリスクの低さは、狼狽売りによる不要な損を減らすことができるからです。

少額の投資から始めて資産運用に慣れることで、将来的に大きな投資額になっても、安定して資産運用できる心構えを持てるようになります。

まずは、国債や債権のインデックス型投資信託などの商品に対して、長期投資のインカムゲインを狙って資産運用をスタートしてみるのが良いのではないかと思います。

そして、そこからさらに勉強を続けて、株式のキャピタルゲインに挑戦してみるのが良いと思います。

初心者におすすめな資産運用

それでは、私が考える、初心者におすすめな資産運用のための投資商品を挙げます。
ポイントは、”少額で投資可能”、”リスクの低さ”を軸に考えています。

国債

満期まで保有することで元本がほぼ確実保証されるという”リスクが低い”ことが一番のポイントです。

おすすめ度
メリット
  • ほぼ元本保証である
  • 個人向け国債なら1万円単位から投資可能
デメリット
  • 年利は0.2%のように、かなり低い
  • 国への投資のため、国が破綻した際には元本は保証されない

投資信託(ここでは、インデックス型投資信託)

投資信託は、投資家から集めたお金を株式や債券などの複数の投資商品に投資する金融商品です。

そのため、何に主な投資を行う投資信託なのか?を説明書を読みしっかり把握しておく必要があります。
ここでは、インデックス型投資信託という、特定の指数と同じ値動きをするように設計された投資信託をおすすめします。

オススメ度
メリット
  • 国債以外にも、会社の債権、株式、コモディティ(金、石油)など様々な対象を選択可能
デメリット
  • 投資を行なっている期間は、信託報酬という手数料がとられる(ただし、インデックス型投資信託の手数料は投資金額の約0.5%が多く、比較的安いです)

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCo自体は、投資商品ではないのですが、
この制度を通して、”定期預金”、”投資信託”の商品に投資が可能です。

オススメ度
メリット
  • 投資した際の配当金や分配金に税金がかからない
  • 投資した掛け金額を、税額控除できるため、所得税などを安くできる(所得税が安くできる分、iDeco以外の投資と比較して損しにくいです)
デメリット
  • 60歳になるまでは引き出しはできない
  • 企業で401k(企業型確定拠出年金)を行っている場合は、使えない可能性がある
  • 2018年現在は凍結されている”特別法人税”の課税が再開された場合、投資した積立金に年1%強課税される恐れがある(この場合、投資商品が年1%強儲からないと全体として損になる)

まとめ

最後になりますが、投資商品は一つだけしか投資できないわけではありません。

”ポートフォリオを組む”と呼ばれるように、複数の投資商品を組み合わせることで、
自分の好みにあった資産運用が可能です。

この辺りは、最初に投資を行い、投資に慣れた後に、色々視野を広げていくのが良いと思います。